通信講座は不要!初心者が独学で日商簿記3級に合格する方法

<こんな人向けの記事です>
簿記3級を受けてみたい
独学の場合の勉強時間が知りたい
簿記って何に活かせるか分からない

最近は社会人の基礎教養として日商簿記3級の取得を促す企業が増えてきています。

またキャリアを変えたい、お金の知識を付けたい、などで簿記を学ぶ人が増えてきている印象です。

ですがイチから簿記の知識を身に付けようとすると、勉強時間や独学で理解できるのかなど不安も多いと思います。

そこで今回は簿記知識ゼロの私が、合格までの勉強時間や方法などを徹底解説していきます。

色々と解説していきますので、目次を参照して気になった部分をぜひ読んでみてください。

目次

1.日商簿記とは

日商簿記3級は日本商工会議所が主催する資格です。

日商簿記は原価計算初級・簿記初級・3級〜1級の5つの級に分かれており、3級は「小規模企業における経理関連書類の適切な処理を行うために求められるレベル」とされています。

また業種・職種に限らずビジネスパーソンが身に付けておくべき必須スキルとされており、新卒社会人に取得を推奨する企業も増えてきています。

受験方法

受験方法には2パターンあり、各商工会議所で受験するものと、ネット試験と呼ばれ各試験会場で受けるものがあります。

各受験方法には以下のような特徴があります。

<各商工会議所で受験>
試験日が指定されている(年3回)
ネット試験より受験料が僅かに安い(550円)
合否は2〜3週間後

<ネット試験>
近くの試験会場で随時受験が可能
受験料と別途で事務手数料がかかる(550円)
合否は即日に確認できる。

筆者のオススメは近くの試験会場で受験が可能で、随時受け付けているネット試験です。

随時受験が可能なため、仮に不合格だった場合でも復習して翌週に受験するなども可能です。

日商簿記3級の難易度

日商簿記3級の難易度についてですが、合格率は40〜50%ほどになります。

簿記知識がゼロだった私が独学で合格できたので、高い専門性が必要な資格ではありません。

また計算問題がありますが、基本的な四則演算が出来れば問題ありません。
決まったパターンの計算しかないので、数学が苦手な人でも大丈夫だと思います。

2.日商簿記を受けた理由

筆者が日商簿記3級を受けた理由は2つあります。

理由1:お金の知識向上のため

一つ目の理由はお金の知識を向上させるためです。

最近は増税や新NISA、副業などお金に関するニュースを多く見かけるようになりました。

私も副業をしているため、支出や収入を適切に管理できるように簿記を学ぼうと思い立ちました。

また高配当株投資をするにあたり、企業の損益計算書や貸借対照表を理解するために簿記を学びました。

理由2:キャリアチェンジをするため

もう一つの理由としてキャリアチェンジをするためです。

人事や総務などのバックヤードの職種にキャリアチェンジを果たすため、簿記3級の資格取得を目指しました。

今の職種は生産技術職という事務+現場職のような職業なのですが、そこから人事や総務のような職種に異動するために人柄以外の魅力を持っておきたいと思いました。

バックヤードで活躍したいという言葉に説得力を持たせるために、資格取得を目指しました。

社内異動や転職をするにも、未経験よりかは魅力が出るかなぁと思っています。

3.勉強方法と所要時間

私は簿記に関する知識は全く無く、書籍を購入して独学で取り組みました。

勉強方法と所要時間は、予備知識のない筆者基準になっている事を予めご承知おきください。

まずは参考書で知識を身につける

知識ゼロからのスタートのため、まずは参考書・解説書などで簿記の基礎的な知識を習得していきます。

様々な取引の仕方や、損益計算書と貸借対照表作成までの流れを理解していきます。

あとで演習を行った時に、「そんな事書いてあったなぁ」と思えるようになれば良いので、完璧に覚えるのではなく、なんと無く覚える程度で十分です。

なぜなら重要なのは演習と振り返りです。

振り返りをして知識を定着させるので、この時点で定着していなくて問題ありません。

ここに時間をかけすぎないようにしましょう。

完璧に覚えようとすると時間がかかるので注意です!

ちなみに私が使用した参考書は「イメージで攻略 日商簿記3級テキスト&問題集」です。

本書は基本的な仕分けから貸借対照表・損益計算書作成までの流れに沿ってイラスト付きで細かく解説してくれます。

目でみてイメージしやすい参考書なので、簿記・会計の知識や経験がない方にはオススメの参考書です。

ますは参考書を1周してみましょう。

演習問題で知識の定着とアウトプット

簿記全体の知識をなんと無く身につけたら、次は本番を想定した演習に取り組みます。

本番と同じように1時間以内で解いて採点します。

最初は合格点に届かなくても問題ありません。大事なのは間違えた所の振り返り。

振り返りを丁寧に行えば、定着していない知識にフォーカスして補完が出来るので、効率的に知識を習得していくことが出来ます。

参考書でなんとなく学んだ知識を演習を通して定着させます。

オススメの参考書は成美堂出版の日商簿記3級定番問題集です。

本試験型の全15回分の問題集となっており、本番を想定してテストを受ける事ができます。

私は参考書を1周した後にこの問題集を一通り解いて、試験に合格する事ができました。

ちなみに全15回の演習をやりましたが、最初の4回くらいは合格点に届きませんでした。振り返りをして段々と点数を上げていった感じです。

所要時間

簿記知識ゼロの私が合格するまでにかかった期間は約2ヶ月でした。

勉強時間は参考書で知識を付ける部分で20時間、演習と振り返りで30時間ほどかかりました。

勉強には仕事に行く前の朝の時間を利用しました。

早朝であれば家事や娯楽に時間を奪われずに時間を確保出来るので、資格勉強をしたい人にはオススメです。

以下の記事で朝活に関するメリット・デメリットをまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

4.簿記知識の活かし方

簿記は会計業務以外にも様々な場面に活かすことが出来ます。

<簿記の知識を活かせる場面>
・副業の収入・支出の把握
・株式投資での企業分析
・経営企画などへのキャリアチェンジ
・取引先の財務状況の把握

例えば副業やフリーランスで仕事をするにしても収入と支出の把握は必須で、簿記の知識を用いて仕訳をする必要があります。

また投資や営業をする際の相手企業の財務状況を把握するにも簿記の知識は必要になってきます。

また「簿記を受けた理由」の項目で触れましたが、経理や人事などのバックヤードの業務にキャリアを変更したい人にも欲しい知識になります。

5.まとめ

今回は簿記3級に受かるまでの徹底解説として、勉強方法以外にも受験理由や活かし方についても触れてきました。

この記事のまとめ
【受験理由】

❶お金の知識向上

❷キャリアアップのため

【所要時間】

所要時間は2ヶ月(50時間ほど)

【勉強方法】

❶まずは参考書でふんわりと知識を習得

❷演習で知識をしっかり定着させる

【簿記の活かし方】

❶株式投資先の見極め

❷キャリアチェンジ

❸営業先の財務状況の把握

資格取得は活かしてこそ意味があると思います。

いわゆるノウハウコレクターにならないように、活かし方や何のために資格を取るかについてもフォーカスして簿記を学んでいきましょう。

さいごに

ここまで読んでくれてありがとうございます!

このブログは人生で最も重要なことについて発信するブログです。

その人生で最も重要なことを実践していく過程で、毎年やりたい事リストを作成して実践、その体験記を記事にしています。

簿記3級は2023年のやりたい事、2024年はFP3級の資格取得にも挑戦していきます。

またその他のやりたい事はプロフィールページに記載しているので、気になるテーマがあれば他の記事も見にきてください。

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プロフィール おもつくブログ はじめまして。プロフィールをご覧いただきありがとうございます。 おもつくブログのせのっていいます。 このブログは「やりたいことが無い」「やりたい...

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